山中姉妹の時代


 さて、夏季強化合宿は、そもそも「加山しょうこ強化合宿」となるはずだったと思うんですが、なぜか「山中知恵強化合宿」となってしまったのは既出の通り。


 その結果、どうなったかといえば、



 山中姉妹の天下となってしまったわけで。


 最近のおいも屋ブログを見ると、看板娘であるはずの隊長の存在感が山中姉妹に食われている気がするのは、僕だけでしょうか。


 今は、山まゆ姉さんは中2、知恵ちゃんは小6と、権力を誇示するには絶好の季節。


 知恵ちゃんの成長が、山中姉妹の合体を産み、その結果、山中時代が到来してしまったわけですよ。

 思えば、ふてまんさんがチャームの応援隊長から、オーディションの修羅と化した、2005年クリスマスの梅本静香サイン会以降から、チャームの権力構造はやや混沌としたものになってました。


 例えば、4・1(クリスマスDVD発売イベント)では、ひそかにこんなユニットが結成されていたわけで。



 左から、川上セイラ(小4)、大森なるみ(小5)、川口ひとみ(小5)、松本あやか(小6)、新井みやび(小4)


 これまた、事務所側の意図が見え見えなユニットで、前列に売り出す予定の、なるみちゃん&あやか様を配置。

 後列には、セイラさんと新井みやびの和洋コンビに脇を任せ、ひそかに中央には、ひとミンを据える、という、ファン受けを意識したユニットだったんですが…。


 ちゃんと踊れてない新井みやびと、レベルが違いすぎるあやか様とのギャップがすごすぎて、左のなるみちゃんが全然目立たないという悲惨な結果に終わってしまいました。


 だいたい、このユニットの結成意図は、「あやか様に小学生組を引っ張ってもらう」というのがあったと思うんですよ。

 今では、チャームファンの誰もが、あやか様にリーダーとしての才覚がないことはわかっているんですが、当時はあやか様が「しっかり者のあやかちゃん」と誤解されていた時期でありまして。

 もちろん、あやか様には「どんな状況でもベストを尽くす」という立派な才能があるんですが、このユニットでは明らかに格差があったがゆえ、ベストを尽くした結果が協調性の無さを見せてしまったわけで、これはあやか様が悪いというよりも、事務所側のキャスティングミスでしょう。


 ちなみに、このイベントでは、あやか様は「虹色タルト」でも出演。

 5・21(上杉まゆみDVDイベント)では、二つのユニットをかけもちし、いっぱいいっぱいだった隊長なんですが、この4・1ではあやか様がかけもちしてたわけです。

 しかし、この大役を難なくこなしたあやか様、二つのグループそっちのけで、ケーパニ2の撮影で仲良くなった隊長にできるだけ近づこうと努力しておりますが、残念ながら当時隊長がラブラブだったのは指出さん。

(↑ここらへんの様子は公式応援隊のサイトの画像を見て、妄想してください)

 
 一方の知恵ちゃんといえば、この日がチャームイベント初登場。

 「新人」として紹介されているような待遇でした。



 ↑最後のイベント出演となった、渡辺ゆいちゃんに語りかける知恵ちゃん(左)

 

 とまあ、4月1日のイベントでは、虹色タルト(主力メンバー)+うきうき〜ず(お笑い系)+小学生五人組、という三本立てで攻める予定だったチャームキッズなんですが、あやか様の性格を勘違いしていたことにより、見事ご破算。

 その結果、5・21での「チアーズ(仮)」結成、そして、知恵ちゃんとあやか様による、隊長争奪戦が激しく繰り広げられたわけですが…。


 レッスン生が大量参入した今、まわりを気づかうセンスを持つ妹と、まとめ役として場を盛り上げる姉という最強コンビ「山中姉妹」に、チャームの天下をゆだねたのは良い選択ではあると思います。

(ただし、知恵ちゃんは、ひいきしそうなところがあるのが、ちょっと不安なんですけれども)


 しかし、来年3月になると、知恵ちゃんは小学校を卒業し、元老院を果たすわけで、そうなると、次の世代へのバトンタッチが大事となります。


 その次の世代、つまり小5世代の有力者の一人、大森なるみちゃんは、先日、川上セイラさんを自宅に招いたようで。



 セイラさんとなるみちゃんといえば、合宿でも仲良しなんですが。



 このときの会話が、大森なるみのくだらないギャグに、セイラさんが「面白くない」とダメだしをしているところとは、上の画像を見て、想像できるでしょうか?


 セイラさん、一見冷たそうなんですが、「面白くない」とか言われながらも、それにもめげずに寒いギャグを飛ばすなるみちゃんのことが気に入っている様子。


 なるみちゃんも、この合宿ではあやか様に煮え湯を飲まされ続けただけに、セイラさんとの会話に安らぎを得ているようです。


 この夏季合宿、知恵ちゃんが急成長をとげた一方で、イマイチだったのが加山さんとなるみちゃんなんですが、なるみちゃんの場合、みらの星人が病欠さえしていなければ、もっと活躍できたのかもしれません。



↑すっかり仲良しこよしになった、みらの&あやか
(あやか様をずっと追ってきたファンからすれば、感涙ものですよ、これ)


 何しろ、合宿でのあやか様とコンビを組んだなるみちゃんといえば、


1.ボール運びゲームで、あやか様に翻弄され
2.地元祭りでは、あやか様にあんまり話につきあってもらえず
3.おまけに夕食で、場を盛り上げた結果、あやか様に泣かれて、どうしようもなくなったり(なるみちゃんは全然悪くない)


と、散々だったわけで。


 こう考えてみると、あやか様を苦手とするタイプ、あやか様に好かれてるタイプとわけると、結構、性格分析ができるかもしれません。

 ちょっとリストを作ってみました。

年代 苦手 好かれてる
中1 加山しょうこ 大場はるか
小6 山中知恵 山田みらの
小5 大森なるみ 上杉まゆみ


*まゆみ隊員は、好かれてるかどうかは謎なんですが、あやか様を苦手とはしていないので。
 あと、知恵ちゃんがあやか様を苦手としているかどうかには、ちょっと妄想入ってるかも?(指出さんは明らかに苦手そうだけど)


 ちなみに、隊長と正反対の性格である、ふてまんさんについてなんですが、これがちょっと難しい。

 本番と舞台裏のオン/オフの意識的に切り替えができる子って、チャームでいえば、ふてまんとあやか様ぐらいなもんだと思ってますが、ふてまんって自分の立場っていうのを考えながら行動するところがあるんで、なかなかあやか様の心を開かせるまでには至らない。


 さて、話をなるみちゃんに戻すと、合宿はイマイチだったわけなんですが、小4トリオ(古井みずき川上セイラ新井みやび)とは仲良し。

 一方、同級生のまゆみ隊員は、隊長にくっついたり、あの火曜レッスンでも存在感を出したりと、上級生と交流することが多いみたいです。


 ちなみに、まゆみ隊員といえば、今回の合宿で、ボロボロになった知恵ちゃんを自然となぐさめてあげたのですが…



 この映像を見たあと、第1話を鑑賞すると、ただ「かまってよ〜」としか思えない次のシーンも、



 新潟組と交流しようと必死な知恵ちゃんに、「あんまり無理すんなよ」と話しかけているような気がするわけで。


 今回の合宿で、あんまり目立とうとしないまゆみ隊員ですが、知恵ちゃんの張り切りぶりを心配してたために、前面に出ようとしなかったのかもしれません。

(もちろん、意識的にやってるのではないでしょうが、子供特有の勘の良さはありそうですよね)


 ただ、はるか隊長と同じく、まゆみ隊員は仕切り屋にならないと思うんで、やっぱり小5世代の未来は、大森なるみちゃんにゆだねられてるな、と思います。


 いや、まあ、何が言いたいのかというと、新人大量参入の結果、面倒見のいい知恵ちゃんに気に入られた子たちが勢力を持つ、という結果になったら、なんかチャームキッズの雰囲気が悪くなる気がするんで。


 ぜひとも、次期児童会長候補の大森なるみちゃんには、がんばってほしいですね。
(いや、今の交流関係を大切にしてくれればいいんですけどね。小4トリオとか、ひとミンと仲良くしてくれれば、ファンはそれで満足なのです)