ケーパニ2
さて、今年の3月に撮影した「ケーキパニック2」をいまさら紹介するわけですが…。
最初にMVPを発表しようと思います。
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はい、やけにあっさり紹介します。だって、引っ張るほどのものでもないもん。
まゆみ隊員は、学園長という役柄のため、立ち位置が中央であることが多く、もっともインパクトありました。表情も豊かで、文句無しの受賞。おそらく、チャームキッズを知らない人が見ても、まゆみ隊員が一番印象的ではないでしょうか。
二位はあやか嬢。この人のしなりのある「ビシッ」は説得力があります。照れもなく、演技力も確かで、この出演を機にあやか株は急上昇しましたね。
三位はL真由美姉。主役のもも画伯に比べて半分以下もがんばってないのですが、やることはやってます。この人、妹がしっかりしているせいか、手の抜き加減っていうのをよくわかってますねぇ。
では、それぞれの回のハイライトを。
◎第1話
はい、オープニングです。
週刊いもクラの動画でも変にオープニングにこだわったりしてますが、今回はドラマということで、いっそうの凝りよう。ダメだとわかってても期待してしまうオープニング。ただ、毎回ついているので、第3話ぐらいから飽きるんですけど。
次点は、隊長とあやか嬢による悪役登場シーン。二人でも十分サマになってるんですが、L真由美を加えて、もっと戦隊物っぽく登場してほしかったなあ。
◎第2話
そそくさと移動するあやか嬢です。
ごらんのとおり、なぜか床一面には風船があります。その中を慎重にかつ迅速に、あやか嬢は立ち位置目指してがんばってます。
この「そそくさ」に移動するときのあやか嬢、いつものスマイルではなく、かなり真剣な表情を見せていて、それもまたポイント高し、です。
次点は、以前の日記で「はるぴー何言ってんの?」で使った、あやか嬢の肩すくみ。この人、劇場映えする演技できてますねえ。
◎第3話
第3話は、「ついに炸裂するあやか嬢の必殺技」といきたいところなんですが、残念ながら、これは次点。この必殺技のポーズ、カッコいいです。ぜひ、あやか嬢には戦隊物の○○ピンクになってもらいたい。
が、それよりも、
「なぜかカメラの下からニョキっとあらわれるまゆみ学園長」がそろそろ気になってしまうころなんで。
第2話からそうなんですが、カメラの構図を守るため、まゆみ学園長、台詞が終われば下に隠れ、台詞があると下から現われ、いったいどうしてそうなのか、気になって仕方なくなくなります。この単調なカメラワーク、どうにかできなかったんでしょうか。
◎第4話
隊長の意味無しイナバウアーも気になるところだったんですが、それよりも、
「真由美姉の省エネリアクション」です。
必殺技が起こると、周りの人たちは「うわー」と床を転がり回るわけですが、真由美姉はごらんの通り。椅子から降りようともしない、手抜きっぷりです。まあ、視聴者としては、三回目の必殺技ともなると飽きているわけで、てきとーに体を動かして、ちょっと申し訳なさそうに「ピクピク」とカメラ目線でやる真由美姉が、むしろ、たまらなくなるわけですが。
省エネかつ単調な画面に彩りをそえる。こんな芸当ができるのは真由美姉だけでありましょう。
◎第5話
さて、最後の対決。といっても、視聴者はもはや展開の読める予定調和のストーリーをただ見ているだけです。そんな視聴者の退屈を見事に表現したのが、この人。
ダルそうな真由美姉です。ていうか、怖いですけど。
実際のところは、NGシーン集によると、ホットケーキをひっくり返すのがうまくいかず、そのせいでキレかけになってるだけなんですが、退屈なドラマに付き合ってきた視聴者としては、ついつい素が出ている真由美姉に親近感を抱いてしまうわけです。
最終話、10分ぐらいあるんですが、ちゃんと終わらせる、ことに専念した感じで、一番見どころはなかったですねえ。
◎総括
ということで、ケーパニ2の総括をしてみると、いろいろな欠点が気になりました。
- 音声が弱い
声が聞こえにくいのは大問題です。声だけでも別に録りなおしてもよかったんじゃないでしょうか。
- 単調で退屈
三人のパティシエ軍団と、クリームデコレのももが対決するという話なんですが、三回も同じ構図で戦うとL真由美でなくともダルくなります。
内容は漫画的なのに、コマ割り、つまりカメラワークは単調で、これではチャームオタクでなければ最後まで見るのは難しいでしょう。
- 説得力がない
お菓子料理を題材にしているのに、見たあとに「この子の料理が食べたい!」とか「この子、料理下手そう」とかいう感想がまったくないのは問題かと。あと、多少のウンチクは必要でしょう。料理漫画は雑学で成り立ってるんですから。
- 台詞が凝縮されてない
脚本もムダがあるなあ、と思いました。アイマックス映像班は、編集には優れているわけだから、30分のドラマにするならば、その倍以上の脚本を用意して、あとで短くまとめれば、もっとテンポよくなったと思います。最終話、みらの星人がもも画伯にメッセージを送ってるところなんぞ、早送りでいいですよ、あれ。
結論としては、本編よりメイキング編の方が面白いわけで、いわば、本編はメイキング編を作るための小道具、オマケみたいな位置づけになっちゃってます。
ということで、もし、これからご覧になる人は、メイキング編を最後まで見てから、本編見るべきです。いきなり、本編から見ても、正直キツいかな、と。
と、素人のくせに苦言してみたのは、うきうき〜ずの面々が次のパニックシリーズの出演に乗り気だからですよ。
スケパニになるか、たこパニになるか、それとも別パニになるかわかりませんが、うきうき〜ずがやる気なんだったら、作らざるをえないでしょう。なので、次回作には期待、ということで。