夏季合宿第3話
さて、しばらく更新をサボっている間に、いもクラではいろんな更新がありました。
なので、アンケートの回答を考えながら、記事を書いてみようと思います。
まずは、このコーナー。
チャームキッズを知らない人から見れば「何コレ?」な、夏季強化合宿ムービー。
水着もなければ、ジョークもなく、間違いなく「嫌い」投票数トップを飾りそうなコーナーなんですけれども、以前引用したTマネさんの投稿が語っているように、いもクラスタッフが本気で作っているムービーであります。
で、この合宿ムービー、ずいぶんと編集が難航していたようなんですが、その理由というのが、先日公開された第3話にあると思うんですよね。
これまで、合宿参加者の多くは、忘れ物をしたり、体調を崩して練習をリタイヤしたり、自分勝手な行動を取ったり、「知らない」なんて適当に答えたせいで苦手なものを口に含んでヒステリーを起こしかけたりと、ずいぶんとカッコ悪いところをカメラの前に見せているわけなんですけれども。
今回の、知恵ちゃんほど、カッコ悪くはないです。
これまで、他人を気づかい、ムードを盛り上げ、まさにA組リーダーとして活躍していた知恵ちゃんなんですが、やはり他の子と同じようなミスをしてしまいます。
ところが、知恵ちゃんは、他の子と違って、それをごまかそうとします。
そんなふうに、知恵ちゃんがうまくとりつくろって、何とか恥をかかないようにしている姿を、カメラはきちんととらえているわけで。
この合宿ムービーを見て、「ここまでカメラで映さなくてもいいだろうに。合宿さえも営業目的に利用されてるなんて可愛そうだ」と思う人もいるでしょう。
ただし、この知恵ちゃんのカッコ悪い姿を撮ったことは、結果として良かったと思います。
なぜなら、カメラがあるから、知恵ちゃんは逃げることができず、ごまかそうとした自分を認めざるをえなかったわけで。
ちなみに、今回の第3話は、ひとつの禁じ手をおかしてます。
それは、合宿に参加してもない「山中真由美」という名前を出したこと。
チャームキッズを知らない人が見たら、ちょっと唐突すぎるんじゃないでしょうか。
僕ですら「そこまで言うか」と見ながら思ったぐらいです。
しかし、知恵ちゃんのストーリーには続きがあります。
合宿が終わってから、みんな日記で、姉妹の2ショットを載せるようになり、それまでチャーム内で不自然な距離を取っていた姉の存在を受け入れようとします。
そして、今では、小学生組のリーダー格として、立派にふるまっています。
(このブログでの「山中姉妹」のとらえ方も、ずいぶんと変わりました)
全てではないでしょうが、知恵ちゃんが成長した要因の一つとして、このムービーの「知恵の嘘」は間違いなくあるわけで、知恵ちゃんが活躍している現状を知っている僕からすれば、その過程を追っているこのムービーは素直に感動しました。
知恵ちゃんも今では「あー、カッコ悪いな、これは」と苦笑いできる余裕を持つことができたでしょうし。
まあ、問題は、「全6話のうちの3話が終わったにすぎない」ってことだと思うんですが、この第3話の最後にはダンス課題曲の「エブリバディ」が流れ、今にもスタッフロールが出てきそうな雰囲気となってるんですけど、だいじょうぶなんでしょうか?
間違いなく、この第3話はいもクラが作り出したムービーの中でも屈指の出来だと思うんですが、これで脱力してしまって、本編後半が適当な作りになってしまわないか心配。
次の第4話は「花火大会」、セイラさんが活躍すると思われますので、ひそかに公開を期待しています。
とりあえず、今年のクリスマス祭りまでには完結させてくださいね。