美少女学園Vol.22(書きかけ)
愛すべきロリコンたちへ
知恵とあやか、U氏とSマネ
今日、発売された二つのDVD。
双方とも鑑賞してまず気づくのは、二人の男性スタッフの役割について。
山中知恵の場合、Uカメラマンとのかけ合いの面白さ。
松本あやかの場合、Sマネをいじり楽しもうとする幼さ。
Uカメラマン、と書いてみたが、この人は実はプロデューサーも兼ねている。
「美少女学園」シリーズの魅力といえば、編集スタッフの頂点であるプロデューサーが、メイキングカメラマンとして撮影に同行していること。
この弊害は何といっても「時間の長さ」。今回のDVDは双方とも二時間を超えるボリュームのため二枚組。
ちなみに、山中知恵DVDの場合は「前編」と題されているので、「後編」とあわせれば、合計四時間以上の分量となる。
それでも、編集はきちんとまとめられている。ダラダラ流しているのではなく、思い入れがたっぷりあるから、これほどまでの長さになってしまうわけだ。
例えば、このようなアイドルイメージDVDでは「男性スタッフの声が邪魔」という批判が出てくることが多い。しかし、「美少女学園」シリーズでは、男性スタッフとモデルの子とのかけ合いが最大の魅力となっている。
それだけに、モデルの子の素の表情を引き出すのに成功している。特に、あやかPart3DVDの場合、「正直ひいた」という感想が出てくるぐらい、モデルの子の奔放な性格をとらえている。
さて、Uカメラマン(兼プロデューサー)とSマネージャーを比較すると、次のようになる。
・Uカメラマン……みんなに愛されるお笑い芸人気質
・Sマネ……母も安心して娘を任せられるイケメンマネージャー
で、知恵DVDではU氏が、あやかDVDではSマネが、第二の主役として活躍するのだが、実はこの二人、双方のDVD撮影に同行しているのだ。
つまり、知恵DVDでもSマネはいるし、あやかDVDでメイキングカメラを回しているのはU氏。それなのに、両者のDVDではすっかり主役が逆転している。
こう比較すると、両者のDVDの内容がおぼろげながらもわかってくるだろう。カメラマンと息の合った会話を見せる知恵DVDと、イケメンマネージャーにちょっかいを出す姿ばかりが映されるあやかDVD。
普通に考えるならば、知恵DVDの方がお勧めである。知恵の「んだ」にはなごまされるし、時々甘えた表情を見せてくれるところも良い。類型化された「萌え」とは異なる女の子の魅力(ガサツなところも含めて)を十分に堪能できる内容である。
しかし、我々(と言い切ってしまおう)はロリコンである。ロリコンが求めるのは、愛らしい少女にすぎないのか? それならばフィギュアをめでればよろしい。我々ロリコンは、少女の持つ、幼さ・弱さ・破天荒さ・気まぐれさ、そして、はかなさを愛しているのではなかろうか。
そんな人は、このあやかDVDをお勧めする。まあ、三部作のうちで、もっとも面白いのは「Part2」だと思うのだが、もっとも松本あやかの表情が魅力的なのは、間違いなく、この「Part3」だと断言しよう。
(つづく)